博報堂生活総合研究所が主催する[生活動力2010]というプレゼンテーションに行ってきました。
これで9回目の開催ですが、今回のテーマは「態度表明社会――賛成の連鎖が流れを変える」でした。広告代理店のシンクタンクとして、2010年の「生活者」たちがどのような行動をとるかについて、アンケートや、生の声をもとに[予測]するというもの。
プレゼンテーションの対象は、主として企業のマーケティングや宣伝担当者、マスコミ関係です。
先行き不透明な2010年を生き抜く[知恵]や[予想]を欲する人が多いせいか、静かなる熱気を感じます。
会場の東京国際フォーラム・ホールCは8割以上の席が埋まっていました。

プレゼンテーションの中身についてみていきましょう。
大まかにまとめると以下のようなものです。
1 いまの時代認識として国や社会をはじめ、個人や家庭もゼロベースで再起動しなければもはや立ち行かない
2 なんとなく現状を黙認することをやめ、「そもそもなぜ」から考えて生き方を決定し、行動に移す人が増えている
3その結果、生活者はモノやサービスといったものに対して、「好き・嫌い」で判断するのではなく、「賛成・反対」で態度を表明するようになる。
4企業はその生活者に対して「賛成行動」を促し生産し、連鎖させることが求められている。

文字にしてしまうとちょっと概念的にすぎるかもしれませんね。
具体例として、企業が作り出した「賛成」できる商品として、「キリンのフリー」があげられました。飲酒運転を減らそうという態度表明に共感できるから「賛成」というわけです。
他にも、花王の「アタックNEO」は洗濯の時にすすぎが一回で済み、なおかつ洗浄力もアップしているエコな商品だから「賛成」。
イメージがわきましたでしょうか?
確かに生活者の「消費」が、あらゆるジャンルで変わっていく可能性を強く感じます。

上のスライドにもありますが、「そもそも着るって?」「そもそも動くって?」というところを問い直すべきだという提案です。
私たち『Gainer』編集部もそういった部分にきちんと答えているのだろうか? 自問自答してしまった編集でした。
90分間のプレゼンテーションがとても短く感じられましたし、いろいろなヒントをもらえたように思います。
ご興味ある方は、
http://seikatsusoken.jp/dynamics/2010.html
をぜひご覧になってください。
担当編集:高杉公秀