2010.02.10|New Car Driving Data 2010
ルノー カングー
極上の乗り心地を手に入れたガテン系フレンチ

ゲイナーの採点
ファン・トゥ・ドライブ度:★★★★★
目立ち度:★★
インテリア洗練度:★★★
デートカー度:★★★
コストパフォーマンス:★★★★
燃費:★★★
フレンチワゴンとは言うものの街で見かけてもそれほど注目を浴びるわけではない。はっきり言って“知る人ぞ知る”のハイトワゴンだ。が、その愛らしいスタイルが受けているのだろうか、日本で販売されるルノーブランドでもっとも売れているのがカングーなのだ。おまけにヨーロッパでもこの手のワゴンではトップシェアを誇り、パリの街角などでもしょっちゅう見かける。そのコンセプトは“LUDOSPACE(ルドスパス:遊びの空間)”。エンスーっぽく解説すると、ラテン語で「遊び」を意味する“LUDOS”とフランス語の「空間」を意味する“ESPACE”の合体造語と言うことらしい。つまり商用と言うより、お遊びのクルマとして生まれてきたようなのだ。


どこが遊びに通じるかと言えば広々としたラゲッジスペースの凄さ。両側スライド式のリアドアの使いやすさに加え、観音開きのリアハッチを開けると高い天井のスクエアなラゲッジスペースが出現。単身者引っ越しに使えるほど広いし、他にも容量たっぷりのオーバーヘッドコンソールなど入れ物が山のようにある。ボード、スキー、フィッシング、MTBなどどんなアウトドアにもまず困ることはない。もし近くにディーラーがあるなら、ぜひその凄さを実際に確認して欲しい。で、そのついでに試乗すれば今度は“いかにもフランス車らしい”抜群の乗り心地に驚くはず。走り出した途端にソフトこの上ないというか、乗ったことはないがまさに“空飛ぶ絨毯”。ギクシャク、ガタピシとは無縁のフワッとシートごと包み込まれたような乗り心地の気持ちのいいこと。おまけにボディカラーなんかも「Volga Bleu(ボルガブルー=ボルガ川の青)」とか「Blanc Glacier(ブラン グラシエ=氷河の白)」といったか感じで洒落ている。国産車がこんなネーミングならダサさの極みだが、本場フレンチならガテンなクルマでも許せる。この一台、デートカーだけでなく仲間作りのツールとしても最高かも知れない。

SPECIFICATION
サイズ:全長4215mm全幅×1830mm全高×1830mm
ホイールベース:2700mm
車重:1460kg
エンジン:直列4気筒DOHC 1598cc
最高出力: 78kW(105ps)/5750rpm
最大トルク:148Nm(15.1kg-m)/3750rpm
トランスミッション:4速AT
10・15モード燃費:データなし
価格:229.8万円

評価項目の基準
ファン・トゥ・ドライブ度:走りの楽しさ。快適気持ちのいい走り度でもある。さらに彼女に運転を任せられるかなども評価。
目立ち度:街中などでの視線の集中具合など話題性や注目度を評価
インテリア洗練度:インテリアのデザインや質感、居心地の良さなどを評価
デートカー度:デートカーとしての役割。女性に人気があるか関心を示して貰えるか?
コストパフォーマンス:お買い得度、ランニングコストなどを総合的に評価
燃費:そのセグメントに置いて燃費の良さ、環境性能をどれほど気にしているかを評価
★5つがフルマーク