2010.03.10|New Car Driving Data 2010
BMW 5シリーズGT
BMWのブランド力と伝統の走りで
作り上げた新ジャンルのスポーツモデル

ゲイナーの採点
ファン・トゥ・ドライブ度:★★★★★
目立ち度:★★★★
インテリア洗練度:★★★
デートカー度:★★★★★
コストパフォーマンス:★★
燃費:★★
ベースはBMW5シリーズだが、そのスタイルのジャンルを特定できない。セダン、SUV、ワゴン、ミニバン、クーペなどといった従来のセグメント分けでは規定できないスタイルなのだ。「セダンやツーリング、クーペ、SUVなどのさまざまな要素を融合させたもので、新ジャンルを作るマルチパーパスなクルマ」とメーカーは語るが、まだなじめないのが正直なところ。しかし、最近ではアウディA5スポーツバックや日産のスカイラインクロスオーバーなど、従来のセグメントには分類できないクルマがデビューしてきている。無理矢理に規定するとしたら“4ドアクーペ”か。とりあえずマルチパーパスの実力拝見となるが、さすがに4.4㍑V8型エンジン搭載で、1千万円オーバーのBMW。強烈な加速感やハンドリングの切れのよさはBMWのスポーツセダンの方程式どおりでまったく期待を裏切らないというか、期待以上。ボディの大きさを感じさせないフットワークの良さに大満足。
さらにベースの5シリーズ同様、全幅が1900mmとなっているため車内もゆったりと座れる。唯一気になる点といえば、クーペスタイルだけに天井が低めで少し圧迫感を感じることと、小さなリアガラスよる後方視界の狭さぐらいだ。ま、スタイリッシュなクーペにもステーションワゴンにも見える斬新さと天秤に掛けるほどのネガティブ要素ではないと思うがどうだろう。

ちょっと楽しい仕掛けはテールゲート部分がトランクのように開けることも、ハッチバック車のように開けることもできるツイン・テールゲートというあたりか。使い勝手から見ても良いアイデアであると同時に、ちょっぴり人に見せたくなる自慢ポイントにもなりそう。BMWはスポーツセダン、と言う人がちょっと目先を変えるときにはいい選択肢となりそうだが、リーズナブルなモデルでも878万円。3シリーズベースで400万円前後なんてクロスオーバーモデルがでたらデートカーとしても現実味がでてくるのだが……。 スタイリッシュな外観の割には室内空間には十分な広さが確保され、後席に座っても足元には余裕がいっぱいだし、天井の形状を工夫することによって頭上にも余裕を生み出している。この後席は左右独立してリクライニングすることや前後100mmのスライドが可能だ。搭載エンジンは2機種でいずれも高精度ダイレクトインジェクションを使った直噴&ツインターボ仕様とされ、直列6気筒3.0リッターのDOHCにはバルブトロニックも採用された。またV型8気筒4.4リッターも搭載される。



SPECIFICATION
サイズ:全長5000mm全幅×1900mm全高×1565mm
ホイールベース:3070mm
車重:2020kg
エンジン:V型8気筒DOHC 4394cc
最高出力: 300kW(407ps)/5500rpm
最大トルク:600Nm(61.2kg-m)/1750~4500rpm
トランスミッション:8速AT
10・15モード燃費:7.4km/L
価格:1114万円(550i)

評価項目の基準
ファン・トゥ・ドライブ度:走りの楽しさ。快適気持ちのいい走り度でもある。さらに彼女に運転を任せられるかなども評価。
目立ち度:街中などでの視線の集中具合など話題性や注目度を評価
インテリア洗練度:インテリアのデザインや質感、居心地の良さなどを評価
デートカー度:デートカーとしての役割。女性に人気があるか関心を示して貰えるか?
コストパフォーマンス:お買い得度、ランニングコストなどを総合的に評価
燃費:そのセグメントに置いて燃費の良さ、環境性能をどれほど気にしているかを評価
★5つがフルマーク













