2010.07.09|New Car Driving Data 2010
BMW X1
クロスオーバーの中から
X1を選ぶ、その理由

ゲイナーの採点
ファン・トゥ・ドライブ度:★★★★
目立ち度:★★★★
インテリア洗練度:★★★
デートカー度:★★★★
コストパフォーマンス:★★★★
燃費:★★★
なんだか最近、クロスオーバーと言えば何でも解決する、みたいな雰囲気がある。確かに“異なる分野の物事を組み合わせて新しい物事を作り出す”というのは聞こえはいいが、行き詰まりや閉塞感からの逃げ道でしかないのでは……。耳障りのいい、いいとこ取りは結局すべてを失うような気もするが、それでも自動車メーカーは続々とクロスオーバーをデビューさせてくる。そうしたモデルのほとんどに共通するのはオフロードも走れるけどステーションワゴンのユーティリティもあるし、オンロードではスポーツカーのような走りをするうえに、街乗りにも似合う。いったい何者だよ、とツッコミどころ満載なのが流行の“クロスオーバー”なのだ。逆に言えば突出した能力を持っていない訳だが、では数多くのクロスオーバーの中から“何を基準に選ぶか?”だ。

今回のBMW・X1の武器と言えば“すべてがBMWだ”ということ。スポーティサルーン作りでは頂点にあると言っていいBMWの走りの味、クオリティ、そしてブランド力のすべてがX1にも備わっているという点が最大の魅力なのだ。これは試乗すればすぐに分かるのだが、BMW車には独得の走りの世界がある。ステアリングを切ると、ドライバーの意思に寸分違わぬラインを描きながら曲がっていく。アクセルを踏めば絶妙の間合いとパワーで気持ちよく加速し、ドライバーの思いどおりの速さをストレスなく実現する。“完璧なドライバーズカー”であることこそBMWの資格なのだ。当然、X1にもその味わいがある。車名が示すように1シリーズの基本コンポーネンツを使って作られたSUVなのだが、走りの味はスポーツハッチバックの1シリーズにも似た軽快さでBMW流儀を味わうことができる。と、ここまではBMWフリークがX1を納得するための理由。だがそれ以外の一般人には、さらにしっかりとした購入理由が必要だ。

その最大の理由は363万円という“BMWとしてはかなり格安”という価格になるだろう。この値段で見栄えのする一流ブランドのクロスオーバーが手にできるということは、悪くない理由だ。これに全幅1800mmに抑え、全高も1545mmとタワーパーキングにも入場可能なコンパクトで使いやすいボディサイズと“BMWに一回ぐらいは乗ってみたいから”という理由も加われば、まぁいいかなと思えるのに違いない……。(取材:佐藤篤司)


SPECIFICATION
サイズ:全長×4470mm全幅×1800mm全高×1545mm
ホイールベース:2760mm
車重:1560kg
エンジン:直列4気筒DOHC
排気量:1995cc
最高出力: 110kW(150ps)/6400rpm、
最大トルク:200Nm(20.4kg-m)3600/rpm
トランスミッション:6速AT
10・15モード燃費:11.4km/l
価格:363万円(sDrive18i)
*問い合わせ:BMWカスタマーサポート TEL:0120-55-3578
評価項目の基準
ファン・トゥ・ドライブ度:走りの楽しさ。快適気持ちのいい走り度でもある。さらに彼女に運転を任せられるかなども評価。
目立ち度:街中などでの視線の集中具合など話題性や注目度を評価
インテリア洗練度:インテリアのデザインや質感、居心地の良さなどを評価
デートカー度:デートカーとしての役割。女性に人気があるか関心を示して貰えるか?
コストパフォーマンス:お買い得度、ランニングコストなどを総合的に評価
燃費:そのセグメントに置いて燃費の良さ、環境性能をどれほど気にしているかを評価
★5つがフルマーク





























































